自分の選択に自信を持てるといいよね

「へぇ、日本を捨てるんだ。」

久しぶりにイライラしている。私は腹を立てても大抵のことは寝たら忘れるタイプなのに、今だに自分の中で消化できなくてモヤモヤしている。情けない。ただ、私にも非がある。私が「日本を出て海外へ住んでみたい」と言ってしまったから、友達からこの言葉が出て来たのかもしれない。そして、多分あちら側の悪意はないんだろうけども。

30代というのは非常にシビアな年代である。学生時代の友達と会うたびに話題の中心は「出会い」ばかりだ。社内恋愛やマッチングアプリの話とか、誰かが結婚したとか、子供が出来たとか。そしてほとんどの情報源はインスタグラムなのもお決まりである。この話をするたびに、「歳をとったなぁ」と思う反面、自分のことを「我が道を貫きすぎて心配」と思ったりする。「自分のやりたいことをやれ」という教育方針であった母には感謝している。SNSの普及で、他人と比較しやすくなり、簡単に落ち込み、そして妬みやすくなる。30代は特にそれが加速する気がする。正直、例の発言の友達と会って面倒臭いと感じることが多くなった。きっと「話が合わなくなった」っていうのはこういうことなのだろう。

私が海外へ移住したい理由は、決して日本を捨てたいというわけじゃない。むしろ、日本を諦めたくない。でも正直、現在の日本は生きづらいと思う。もちろん私だけではなく、世代関係なしに生きづらさを感じている人が多くなってきている。ただ、それだけなんだけどね。