女1人でトルコへ来て、1番言われた言葉

「あなたは、勇気がある」友達、友達の家族、旅先で出会った人たち、いろんな人たちに言われた。正直、こんなに言われるとは思わなかった。私としては必死すぎて自分を認める余裕すらなかったし、むしろ自分を認めようともしていなかった。自分がしていることは当たり前だと思っていた。例えば、バスのチケットを買いにバスのチケットオフィスへ行ったこと。バスターミナルから1人で歩いたり、ミニバスに乗ったこと。待ち合わせの時に、現地集合でも平気なこと。空港から市街地まで行けたこと。そもそも、特に女性が1人で出歩くことが難しいと思う文化があるらしい。もちろん中にはできる人もいるが、女性全員ができるという訳ではないとか。

ここまで出来たのは、良くも悪くも私自身が諦めることができない性格というのはある。諦める=逃げる=悪という方程式が私の頭のどこかにある。いつから成立しているのか。誰かに脅迫されて追われているかのような感覚で、何としても成し遂げなければいけないと。今回の旅では、この思考が良い方向に回ったのかな。

でも諦めることも大切だし、何より人を頼ることも大切。日本人特有の遠慮文化が私の体にどっぷり染み付いているのでなかなか「日本人らしさを捨てること」に苦労しているけど、ここでは遠慮しなくてもいいみたい。そして完璧になりすぎるのは、心の健康に良くない。出来たことは素直に自分を褒めるべき。外食できたこと、スーパーで買い物できたこと、知らない人に話しかけれたこと。小さなステップを踏むごとに、自分を認めよう。日本に居ても同じ。そして、他人に対しても。家族を、友達を、同僚を褒めることにもっとフォーカスしても良いと思う。私は服装や外見を褒めることはあっても、人の内側を褒めることをあまりしていない気がした。

私はあと数日で日本に帰国する。今回、長期滞在ビザを一旦保留することにしたが、トルコもしくは海外に住みたいという思いは変わらない。

 

 

 

 

 

 

それにしても、早く牛丼が食べたいです。