そういえば、初めての海外渡航から10年に経った。最初の渡航先はインドネシアのバリ島で、大学の研修に参加した時だった。20歳の私は世界が広いことを初めて知った。それからバイトでお金必死に貯めて、全てを海外旅行に投資した。そんな海外旅行に夢中になった私の夢は一人旅だった。でも、これが中々勇気の一歩が出なかった。始める前に心配事をあれこれ考えてしまうのである。特に「ご飯を1人で食べるのが寂しい」という心配が特に大きかった。私は旅の中で最と言っていいほど食事を楽しみにしているから、1人旅だと食事の時間を楽しく過ごせないのではないかと思っていた。しかし、これが違った。全く気にならなかったのである。というか、現地に行ってふと気づいた。ああそういえば1人でご飯を食べることに心配していたなぁと。机上で気になっていることは、意外と気にならないものですね。
1人でトルコに2ヶ月も滞在できたので、他の国へも1人で行こうと思った。もちろん国内も。そして、これからは1人旅をもっとしようと思った。家族との旅、友達との旅、それぞれ良いところはあるけれど、1人旅でしか得られないことが沢山あることを今回知ることができた。
それに、トルコは猫が多いから1人でも寂しくはない。外に出れば、いつでも猫に会う事ができる。玄関の扉を開けたら、もうそこに猫がいる。車のボンネットの上で休んでいる猫や歩くと追いついてくる猫、さらにはご飯の時に自分の方へ猫がやってくる。去年の夏、トルコへ行った時に思っていた「猫は一人旅の味方」という考えは、どうやら間違っていなかったみたい。
トルコ滞在中、たまに動画を撮っていました。編集してYoutubeに載せています。こちらもぜひ。