都会よりも地方の方が心地が良い。そして都会より地方の方がより人が優しいのは、万国共通なのだろうか。個人的に大都会イスタンブールよりも、イズミルの方が心地が良かった。本当に会った人たちは、みんな親切だった。 「東京の人は冷たい」構文は、きっとこの国にもあるのだろう。
前回の続き。イズミルに着いて、ちょっとした地獄を味わった。
バスや電車に乗るために必要なイズミリムカードがバスターミナルで手に入らず。結局、市街地まで歩くことにした。イズミルへ到着した時刻は19時を過ぎていた。トルコでの日没は大体20時過ぎ。決して軽くはない荷物を持って、初めての街でひとりで歩く。不安だけど、歩くしかない。日没までに何とか到着したいという思いで一心だった。
途中でそこそこ大きい駅に着いた。そこで、イズミリムカードをこの駅で手に入るか駅員さんに聞いたら、無理と言われ絶望した。でも駅員さんが無料で通っていいよって言ってくれた。優しい。日本ではあり得ないようなサービスを受けた。電車に乗れたおかげで、少しだけショートカットできた。
さらに歩いて、気づけば2時間も歩いていた。日は暮れていた。
やっとの思いで着いたホテルだったが...セキュリティ面で不安すぎたのと騒音で一睡も出来ず。更に疲れるのである。
翌日、カオスなホテルの近くにある駅でイズミリムカードをゲットできたけど、結局1回しか使わなかったというのがオチ。
イズミルでも、ねこに出会える。
公園で散歩するのが日課だった。
日本でもトルコでも、他の国でも。私は、大都会より地方に住みたい。