去年のこと。真珠養殖や貝の知識についてもう少し知りたいと思いミキモト真珠島へ行ってきました。この日の天気は晴天で恵まれていましたね。たぶんこの前のことが無かったら行ってなかった気がします...。この前のこととは↓
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この前と言っても、もう3ヶ月くらい経ってしまいましたね。
真珠島は三重県の鳥羽市にあります、とても静かな伊勢湾が出迎えてくれます。
近鉄とJRがある鳥羽駅からは徒歩で15分くらいです。
近くにある鳥羽水族館にも行きたかったのでWクーポン券で。事前にネットで申込書を印刷して水族館か真珠島のどちらかの窓口で提示すればオッケーです。さあ島へ渡るぞ!
お客さんは30代くらいの女子旅からご年配夫婦の方々まで。ちなみに鳥羽水族館の帰りだったので静かで落ち着きすぎていてギャップにびっくりしました(笑)庭園は手入れがしっかりとされていてこの雰囲気落ち着きます。
ここの庭園に御木本さんの像があります。結構大きいです。いろいろ写真を載せたいところですが、長くなりそうなので割愛します。ミュージアムへレッツゴー。
思わず見入ってしまうあこや貝。鳥羽水族館でも見てきたけどこんなに綺麗なんですね。まるで海の中にいて空からの光に照らされているみたいです。他にも白蝶貝や黒蝶貝などの標本が並びます。
核入れ手術。タイミングよく博物館の方が説明してくださいました。初めて見た映像は正直にいうと衝撃でした。真珠は生きている宝石だよと母親が言葉にしていたのを思い出します。職人さんの素早くて繊細な手捌きに圧倒されました。
分かりやすい動画がYoutubeに上がっていました。
切り口を入れて核を入れるシーンは思わず目を瞑ってしまいそうでした。痛そう。ただ職人さん側も自分の手捌き次第で真珠の出来が大きく変わるので職人さん側も命がけです。こんなに貝も人間も苦労して作る宝石だとは知らなかったです。小学生みたいな感想ですみません。
連組みという真珠の色やテリを選別する工程があるのですがビデオに写っていた職人さんのスピードが早い!ずっと見てられる爽快感もあります。実際に連組みで使うセットも置いてあり体験できますが私は大雑把な性格で向いていないと思った瞬間でした...。
本物と模造品どっち?!クイズです。私は見分けつけれませんでした(笑)
お次はアンティークとコレクション品が展示してあるブースへ。
とっても美しいです。真珠ももちろん綺麗なのですが、つい貴石にも目がいってしまう。
パールショップではネックレスやピアスなどミキモト真珠島ならではの価格で買えるみたいです。ミキモトブランドとは別枠ということでお値段が少し抑えられているとか。友人はペンダントが気になっていました。シルバー製の真珠付きモチーフペンダントが5万円台からありました。もちろんミキモトブランドもあります。
日本の誇る真珠養殖についてもっと早く知るべきだったかもしれない
真珠が多くの人々を魅了する。なんとなくだけどわかりました。母親も真珠が好きで、真珠のネックレスを今でも大切に保管してあります。そのときいつも母が言っていた「真珠は高いけどきちんと保管すれば一生ものよ。日本人として生まれてきたのなら真珠を愛さないとね」がようやく理解できた気がします。海外へ行くといつも思っていたのですが、私は日本のことをよく知っていたつもりで本当は知らない事ばかり。日本人として生まれ日本人として生きているのに。スリランカへ行った時に、サファイアの話をしていたら現地の人に「日本の真珠ってとても素敵ですよね」って言われてへーとしか思わなかった自分は恥ずかしいです。
今は空前の真珠ブームによりネックレスの他ピアスやリングなどもかわいいデザインが多くファッションに取り込む方々は多いと思います。わたしもその一人です。ただ、「かわいい」という理由だけでつけるのもいいけど、本当にその物を愛すなら、誕生までの過程と技術の歴史については知っておくべきだなと思いました。一緒に行った友人は真珠に全く興味がなかったのに、「真珠ってすごい...いいね」ってつぶやいていました。全く真珠に興味を持たなかった人が真珠のテリに心を奪われる。私も虜になってしまいました。
どうでもいいけど将来子供が生まれたらここに連れて行きたい。クイズ形式のブースがいくつかあり、実際に貝や真珠に触れることができて、真珠にあまり興味のない大人でも楽しめる内容になっています。子供だったら夏休みの自由研究に真珠養殖についてやるのもいいですね。さてその未来はいつくるんでしょうか(笑)